朝霞市議会議員 外山まき

朝霞市議会議員外山まきです。基本的にFB投稿の転載。お気軽にコメントで絡んでくださいな。

スーパーシティ法案とデジタルデモクラシー、監視国家化

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FBがコロナについてのアンケート、やり始めた。


LINEのアンケート機能を使って、厚労省がコロナ感染に関するアンケートをしていたのは記憶に新しいと思う。


今までこんなことなかったので驚きながらも調査に協力した人も多いはず。


政府はSNS投稿できるくらいでなれるサイバーセキュリティ担当大臣だったり、10万円給付もマイナンバーカードオンライン申請を目視で確認したり、PCR検査の結果を医師から報告させるのに、ハンコ押してFAXで集計という、対応としてはアナログどっぷりだけど、


官僚としては情報収集はもうSNS利用してビッグデータを取り、分析は進んでる。


官僚は台湾や韓国がコロナ対策でICT使って成果を出していることはもちろんわかっている。政治の実務のトップがデジタルネイティブじゃないけれど、官僚には若い世代が中心になって、改革は進んでいるようだ。


AIなど先端技術を活用した、「スーパーシティ」構想を実現する、国家戦略特区法案を改正したスーパーシティ法案が22日明日にも成立するかもしれない。


コロナ対応に追われて、議論が深まらない間に、マスコミも取り上げず、国民がほとんど話題にしない間に可決されるのはどうかと思うけれど…


スーパーシティ法案については、今日か明日、解説動画出します。これまた竹中平蔵さんが一枚噛んでるところに、胡散臭さがあるんだよね…


でも、ただ「反対」するだけでは既成野党の反対主義で、うまくいかないと思う。情報技術を使ってイノベーションを起こしていかないといけないことは、このコロナ禍の対策の遅れを見てもわかりすぎるくらいなので…


内閣府は、2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現するという、「ムーンショット目標」なんてものを掲げてる。


「2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。


2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する」らしい。


AIを使って、アバターを利用して、超高齢化社会や気候変動、人材不足を補うという、AIロボットが街中を闊歩 するSF映画さながらの未来を描いている。


これ、ICT使って生活が便利になる、という利点、民主主義にも情報技術を使って、どんどんオンラインで政治参加しやすくなる、という利点にもなる反面、


データが国家に管理されて、中国のように顔認識システムと監視カメラで、電子決済でき、信用スコアによっては電車にも乗れない監視国家化にもなりえる。


デジタルデモクラシーは必要だけれど、それが個人情報の集積、ビッグデータ利用による監視国家化に向かわないで、民主主義のために利用できるようになるには、国民一人ひとりの意識にかかっている。