朝霞市議会議員 外山まき

朝霞市議会議員外山まきです。基本的にFB投稿の転載。お気軽にコメントで絡んでくださいな。

NHKから国民を守る党が受けている理由

f:id:makimaki626:20190731065359j:plain



#N国がうけている理由


まだまだ世間一般の人は、「NHKから国民を守る党」というワンイシューのふざけた党が、なぜこんなに支持を集めているのか、理解できないという人も多いでしょう。


「あんな不真面目なところ、ただ面白いだけでウケてるからそのうち飽きられるだろう」とたかをくくって、危機感を持っている人も少ないようですが、


これからもN国はどんどん伸びると思います。


N国はどこにも行き場のない無所属議員に声をかけて5人国会議員獲得を目指しています。衆議院議員丸山穂高議員を獲得、参議院では渡辺喜美議員と「みんなの党会派」を組みました。他にも11人声をかけているようです。


当初は改憲に反対の立場をとりながらも、NHKスクランブル化をOKしてくれるなら、改憲賛成に回ってもいい、と自民党に交渉しようとしています。


改憲にあたって、キャスティングボートを握ろうとしています。


油断してると、参議院でも改憲2/3を阻止してる4議席をひっくり返され、野党第一党の位置も彼らに奪われてしまうかもしれません。


何故支持されているのか、きちんと分析して、学べるところは学び、対応をとりましょう。


いま、立花孝志のyoutubeは、チャンネル登録者数20万人。4月の統一地方選前は10万人だったので、ここ3〜4ヶ月で2倍の伸びです。


youtubeチャンネル登録者数7/31現在


自民党49000人

公明党38000人

維新4000人


山本太郎42000人

れいわ新選組36000人

日本共産党26000人

立憲民主党7000人

国民民主党3900人

社民党1600人


ちなみに、オリーブの木が主力にしているyoutubeチャンネルピープルパワーTVは29000人で野党系ではN国、れいわに次いで3番目に多いです。


政党系youtubeではN国は圧倒的な登録者数です。彼らはこれまでyoutubeの発信一本でここまで勢力を拡大してきたのです。


彼らは4月の統一地方選で47名候補者を立てて、26名当選者を出し、一時は地方議員39名所属していました。(いまは除名者なども出てきたので31名?27名?誰か正確な数知ってる人いますか?)


地方議員

北海道、栃木、新潟、各1名、埼玉2名、兵庫3名、千葉6名、東京13名(毎日新聞7/31より)


https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190731/ddm/002/010/062000c?pid=14606


やはり、地方議員を輩出している地域は参議院選挙での得票数も多いです。


東京13万票、埼玉8万票、千葉9万票など。もともと、N国の参議院選挙の候補者全ての人は、地方選と違って当選することを目的にしてません。全員の得票数が合わせて2%を超えることを目的に立候補者を出したのです。


比例区では1.9%でしたが、立候補した全ての選挙区での得票数3.02%だったので、政党要件を満たしたのです。


これは、公職選挙法上の政党要件と、政党助成金上の政党要件がそれぞれあって、


選挙区全てで候補者を立てたら、全ての選挙区の得票数を合わせたら全体の2%を上回り、比例で2%に達することなくとも、政党助成金をもらえるようになるのは確実で、6年間で7〜8億円もらえるようになる、という立花氏の目論見です。


47×300万円=1億4100万円必要なので、1人1口300万円、2口までを年利15%でyoutubeの視聴者から募集したのです。必ず政党助成金をゲットして利子をつけて返せるから貸してくれと。


1億4100万円の投資で、7〜8億円のバックがある、「政党助成金を狙った新手のビジネスモデル」としてyoutubeで投資を募ったのです。


すると、1日で3000万円以上希望者が名乗り出ていました。そして10日ほどでお金を出す人、立候補する人をマッチングして今回の参議院選挙にうって出たのです。


2013年に立花氏たった1人でN国を立ち上げてから、6年でここまできています。ノンフィクションライターの畠山理仁さんによると、当初から「2019年の参議院選挙で1議席獲得する」と公言していたらしいです。6年前から周到に計画していたのです。


その後、摂津市議選落選、町田市議選落選、船橋市議選当選、東京都知事選落選、葛飾区議選当選、という過程を経て、今回の統一地方選での大量当選、参議院選挙での1議席獲得とステップアップしているのです。


今回の国政選挙だけではなく、地方の議席も得ているので、ある意味れいわ新選組より確実に党としての勢力を得ています。


今回の参議院選挙、れいわの2議席獲得より、誰も国会議員がいなかったのに1議席獲得したN国のほうがより画期的だと思います。


彼のyoutubeで発信している価値と、その動画にコメントしている支持者のコメントを見ると、何がこんなに支持されているのかわかりますよ。


「不倫カーセックス」を連呼したり、6分間ずっと「NHKをぶっ壊す!」しか言わない政見放送など、ただワンイシューでわかりやすくて、奇抜で面白おかしいから支持している人もいるでしょうが、ただ単純にわかりやすくて面白いから受けているだけではないです。


私が分析して気づいた点は以下の5点です。他にも分析してこんな点があるよ、とか、自分はこんな点でN国を支持しているよ、という人がいたらコメントしてください。


NHKスクランブル放送にする、という公約以外は、支持者からの直接投票で全て決める、としているところ。=#直接民主制の導入


この直接民主制の導入が、何より画期的だと思います。


従来の政党の、候補者も公約も全て事前に決まっているパッケージ化されたものを支持してください、というあり方から、


そのパッケージそのものを支持者の皆さんと作っていきましょう、と提案しているのだから、参加型民主主義を体現しています。


これは、オリーブの木直接民主制を目指していて、候補者公募制度や、公約公募もやろうと準備していましたが、今回の参議院選挙には間に合いませんでした。


オリーブの木はイタリア五つ星運動に学んで独自のSNSや、投票制度、独自暗号通貨導入の準備はしています。次回衆議院選挙、都知事選に向けては候補者公募、予備選挙も予定しています。ご注目ください。


N国は、支持政党なしが使用していたシステムを導入するらしいです。


「支持政党なし」も公約はなし、全て有権者からの公募で決定します、というのがウリの政党でしたね。今回は元の「安楽死制度を考える会」で参議院選挙に出ていました。


②起きていることを包み隠さずすぐに発信し、トラブルさえもエンターテイメントとして見せていくところ。=#トランスパランシィtransparency透明性


統一地方選で受かった人たちの中から党を離反する人が出ているところや、候補者選定の過程、供託金を募集して集まってくる過程、選挙管理委員会から、ポスターが選挙違反になると通告を受けて対応する過程、も全部エンターテイメントにしてドキュメンタリー風に逐一公開してましたからね。


良くも悪くも、失敗も包み隠さずyoutubeで流しちゃうんです。


そういう姿勢が既存のブラックボックスな政党より「この人なら支持者に隠し事をせずにやってくれる」という信頼を得ています。


youtubeを使えば、選挙に何千万円もお金がかかる、という従来の政治より、お金をかけずにやれる、と訴えているところ。=#コストカットでまっとうな政治


選挙なんて、youtubeを使えばそんなにお金かからないですよ、といってクリーンな政治を印象づけているところ。


実際、ポスターやチラシや選挙カーにかかるお金をカットして、youtubeでの拡散をメインに活動しています。


東京や、地方議員がいるところでは街宣していたようですが、他の立候補地区ではポスターも貼らず、チラシもなく、選挙の活動をほぼせずにただ政見放送youtubeのみで何万票も取っています。


究極のコストカットです。


NHKスクランブル放送化できたら、議員をやめてyoutuberに戻る、という潔さ= #就職先としての議員ではなく公約達成の手段としての議員


従来の、耳障りのいい、できもしない公約を選挙のときだけ並べて、選挙が終われば何をやってるのかよくわからない候補者、選挙に当選して「就職」することが目的の議員より、


はっきりとわかりやすい、NHKスクランブル放送化、という実現可能そうな目標のみを掲げて、議員にずっと居座るつもりがないところも信頼されてます。


つまり、


「この人だったら、確実に公約実現してくれそう」という期待感と、


活動をyoutubeで逐一報告されて、一緒に成長するのを追体験できる、


「身近なやってることが見える政治家」像が支持されてます。


⑤しかも毎日何本も動画あげていますから。支持者は欠かさず見てます。ファンは見れば見る程、どんどん立花孝志に親近感を持っていきます。


しかも弁も立つし、企画力や行動力もある。この #毎日見てる信頼感 は、かなり手強い。


まとめると、


#N国がうけている理由

① #直接民主制の導入

② #トランスパランシィtransparency透明性

③ #コストカットでまっとうな政治

④ #就職先としての議員ではなく公約達成の手段としての議員

⑤ #毎日見てる信頼感


この①〜⑤まで、イタリアの五つ星運動や、台湾のシビックテックから学んだ点に合致しています。ダイレクトデモクラシーをまさに体現している党が日本ではN国、ということになるでしょう。


政見放送でふざけているところしか見ていない人は、何故ワンイシューの政党がここまで受けているのか、理解はできないでしょう。


N国に所属している地方議員には差別発言をする人がいたり、政党助成金をゲットするビジネスモデル、数のため、お金のためには手段を選ばない党の性格など、到底内容的にはN国を支持することは私はできませんが、


何故N国が伸びているのかをきちんと分析して評価して、学べるところは学んでいきましょう。


参議院選挙の総括もピープルパワーTVでしています。私たち新党「オリーブの木」は真面目なyoutuberで直接民主制を導入して、N国を超えることを目指しています。


これからの時代、自分から世界に情報発信できるyoutubeを制するものが時代を制する!ですよ。


参議院選挙の総括、憲法改正など見どころ→https://youtu.be/HedSfmwSrLU