10万円の特別定額給付金、マイナンバーカードで申請するのに、結局市の職員が目視で確認しているというアナログな体制、結局郵送のほうが10万円給付が早くなるという漫画みたいな世界になってます…
しかも、マイナンバー駆け付け発行で2時間待ちなど役所は三密。
選挙公報の作り方も、データのやり取りではなく、台紙に切って貼って、役所に持って行って、目視で選挙管理委員会の人が確認。メールでpdfデータで送るのなら30秒くらいで済むことを、半日くらいかけている自治体もある。
私が市議会議員になって、1番びっくりしたのが、議会事務局と市議会議員の連絡の主なツールが、未だにFAXか書類の郵送だということ。
え、メールじゃないんですか…とびっくりした。
急ぎの連絡で郵送が間に合わず、正式な文章の場合、わざわざ書類を市の職員の方々が市議会議員の自宅まで、一軒一軒届けにくる…というアナログぶりなのです。
Slackやチャットワークほど仕事系のものじゃなくても、LINEやメッセンジャーのチャットやグループ通話、それが無理でもせめてメールでの連絡くらい、デジタルでいいんじゃないの…と思ったけれど、
市議会議員で70代以上の方を中心に、重鎮の方ほどパソコンを使わない、という理由で未だにメインの連絡手段は郵送とFAXなのです…
メッセンジャーやLINE workだったら、既読や未読が誰か確認できるから、わざわざ家に書類届けに来なくてもわかるのにな…非効率の極み。
もう、若い世代はスマホのみで、電話回線のほうがないよ…
国のサイバーセキュリティ担当大臣がパソコン触ったことなかったり、USBを知らない人だったり、SNSに投稿できるという理由で大臣に起用されるという、60〜70代が政治の主軸を担う日本は、
台湾や北欧のように、30〜40代のデジタルネイティブ世代が閣僚や総理大臣を務める国に、もうICTでは周回遅れをとってるよね。ビジネスはまだましでも、政治や行政の世界は特に。
国のトップがアナログなら、行政の末端の市役所や市議会もアナログ、非効率の極みなのです…
デジタルデモクラシーが日本に確立するのは、いつになるのだろう…