昨日は、フードパントリーの食材配布の視察に行ってきました。
児童扶養手当受給者証、ひとり親家庭医療費受給者証、障がい者手帳をもつ、子育て世帯に無料で食材を配布しています。
フードパントリーの利用登録者は、朝霞では受給権利がある人々の1割です。まだまだ、制度自体あることが知られてなかったり、知っていても、「施しは受けたくない」と思っている方もいるのかもしれません。
今回、私は利用者さんにインタビューさせてもらい、フードパントリーをどこで知ったか、利用してどう感じているか、子ども食堂は利用しているか、市への子育て支援への要望などお伺いしてきました。
皆さん、とても助かっているとおっしゃっていました。しかし、フードパントリーを利用している人で、子ども食堂の存在を知ってはいても、利用している方はあんまりいない、という印象。
いま一歩踏み込んだ支援や、地域のつながりの醸成のためには、子ども食堂のような居場所に次のステップで繋がることができればな…と感じました。
また、代理で取りに来ている方も多かったです。
子どもが小さくて、取りに来たくても取りに来られない、身体が不自由で取りに来られないので、近所の方や祖父母に当たる方が本人に代わって取りに来ていました。
この制度は朝霞では1年半前から「わ・和・輪の会 子ども食堂」の両角さんが取り組んでいるのですが、
コロナになった後に、市役所に手続きしに行ったら、初めてこの制度を知った、という人が半数くらいいました。
民間の、善意でやっている人々に支えられて行われている事業ですが、まだまだ認知も低いので、権利ある方々への制度の周知や、資金面で社会福祉協議会や、行政がもっと支援できることがあるのではないか、と思いました。
取り組み自体がもっと認知されれば、余っている食材、賞味期限が残り少ないという理由で廃棄されようとしている食材が、求めている方々のところに届いてフードロスももっと防げるのでは…