13日土曜日、夢みる「公立」校長先生の試写会を観てきました。
公立学校で、宿題がなかったり、通知表がなかったり、チャイムがなかったり、校長室の壁がなかったり。
「子どもファースト」を実践している校長先生たちを訪ねる映画でした。
フリースクールを過去、色々訪ねてきていたので、自由な校風の学校はよく知ってるけれど、
学習指導要綱に沿っていても、ここまで自由にできるんだ！と。
子どもたちのキラキラした顔がとても眩しい、いい映画でした。校長先生が機嫌がいいと、それが子どもたちに伝播していく。ひいては家庭が、街が明るくなるんだな。
以下、映画を観ながらメモ。
子どもファーストな公立学校の作り方
●長野県伊那市伊那小学校 福田校長
教科書使わない
ヤギを飼うことで国語、算数の題材に
探求型総合学習
3年生以上は毎日森に出かける
チャイムがない、時間割よりこどもの集中力を優先
1957年から通知表を廃止
紙を作ってみよう
午後からヤギの赤ちゃんの近くで給食食べたい、というアイデアを活かす
競争させない子どもファースト
もっと公教育に多様性を
●神奈川県茅ヶ崎市香川小学校
湘南教育会館 梅田小学校区
國分校長
2020年まで通知表→なくす
先生も通知表を作る作業に100時間、チェックするのにさらに時間を費やしていた
校長室は昼休み子どもに開放
子どもや職員を信じる
もっと学校に自由を
●東京都世田谷区立桜ヶ丘中学校
西郷校長
校則がない
以前は生徒手帳20ページあった校則
校長の責任で決定できる
法律を破ってはいけない、それ以外何やってもいい
髪の毛染めても、スマホ持ってきてもいい
浴衣の日
ハロウィン
青年よ反骨精神を抱け！
マイノリティの声をいかす、チャイムが苦手な子はクラスに2人くらいいる
●東京都武蔵野市立境南小学校
宮崎校長
2021年から宿題なくす
チャイムなし
校長の権威なし
一つ何か変えると、それが独善なものでなければ、どんどん変化していく
●栃木県日光市立足尾中学校
原口校長
感染対策と学びの質、両立しない
自己肯定感を高めなきゃいけないときに、自分が感染させちゃうかもしれない、自分が汚れている、人を見たら感染してると思え、というのは、心を潰してしまう
念の為、自分が責任を負いたくないから子どもに感染対策をさせるのは、ただの忖度
●神奈川県横浜市立日枝小学校
住田校長
脱校長室プロジェクト
校長室の壁を取り払って事務室と一緒に
校長室を授業に使う
校長が機嫌がいい→教頭が機嫌がいい→先生が機嫌がいい→子どもが安心する→家庭も機嫌がいい
校長の機嫌が悪いのは犯罪
相談してもらいやすいように、校長は暇そうにする
1番元気になるには、やりたいことをやる
この指止まれプロジェクト
やりたいことをやろうと呼びかける
形状記憶マインド、去年と同じことを繰り返す、楽でいいけど、社会は変わるのに学校が変わらないのはおかしい
人と違うことを喜ぶ、変態
さなぎが蝶になるように
職員室の校長の机を捨てたこと、それだけ、やったこと
あとは何もしてない
学校の中のヒエラルキーを捨てた
上の人間がふざける、幸せな人生を送ることが大切
●教室を6年生の横に1年生のクラスにするだけで、異年齢交流が始まっていい
アメージングカレッジ
