今日はオリーブの木のオンラインサロンで募集している、部活動の1つ、書道部に参加してきました。
今日まで全く練習もせず、ぶっつけ本番でお手本を見ながら、筆ペンで隷書と行書と草書の練習をしました。
隷書は筆の運び方に特徴があり、とてもゆっくりと丁寧に書かないとうまく書けないので、時間がとてもかかります。下書きを紙に一回書いてから、ジャポニカ学習帳に両開き2ページ分書くのに、2時間くらいかかりました。
文字というより、カリグラフィやレタリングみたいに、デザインを写すという意識で書く感じ。
そのあと、行書と草書もやりましたが、同じ分量、10〜15分くらいで書けました。
隷書って秦の時代の公文書に用いられていた文字だけど、かなり書くのに時間がかかるので、仕事の効率化を目指す下級士官がどんどん書きやすい草書を生み出していったらしい。
そして、意外だったのが、楷書が1番新しい字体だということ。楷書を崩したのが草書なのではなくて、草書のほうが先発だった。
教養があることの象徴で、正式な公的文書の文字の隷書だけど、あまりに書くのに時間がかかるから、時間短縮を求めて発展したのが草書で、
でも、草書もいき過ぎるとほぼ読めなくなるので、きちんと伝わることが目的になったときに楷書ができてきたんじゃないかなぁ、と。
自分の名前を草書で練習しましたが、やはり草書ってカッコいいけど、読めない…
石川啄木の歌も書いてみました。そして、書道部の皆さんでお互いの作品を貼り出して講評しあって。
書道って、いままで字があまり綺麗じゃない、とコンプレックスがあったけど、書くのが楽しい!
字に正解はなく、クセもその人の味になる。個性や人柄が文字に現れるんです。
お手本を見ながら集中して精神統一して書く時間はとても清々しく、また先生から教えてもらえるプチ知識がとても面白くて、ためになります。