朝霞市の水道料金が8月使用分、10月検針分から値上げされます。
およその値上げ額、平均的利用料金計算で
1人世帯で198円増の2596円
2人世帯で352円増の4180円
3人世帯で462円増の5346円
4人世帯で550円増の6490円
2か月分の金額です。
大体、8%前後の値上げです。
これから、40年を越える老朽化した水道管の更新費用がかさみ、ずっと企業債(借金)で賄ってきましたが、企業債残高が48億円にもなり、24年ぶりの値上げに踏み切ります。
ガソリン代や食べ物や電気代も値上がりする中で、水道料金が値上がりするのは、市民生活に直結することなので、市民の皆さんのご理解がないといけません。
写真2〜3枚目の資料を見てもらえばわかるのですが、朝霞市は埼玉県の他市に比べてかなり料金は安く、値上げした後も概ね平均よりは安い料金です。類似団体の中では多少高めなのですが…
青いグラフが埼玉県内他市の中で、ピンク色が現在の朝霞市の料金、矢印の先が値上げ後の料金です。
オレンジは、県南中部、類似団体(大体規模が同じ自治体)の中での位置。
また、値上げ後半年間は値上げ分の半分は減額します。
昨日の議案質疑では、私は
料金改定の積算根拠
今後の水道管の更新予定
さらに今後の値上げの予定はあるのか
水道民営化の予定はあるのか
質疑してきました。
すでに22km、40年以上経つ老朽化した水道管があり、今後10年間で60km増えるそうです。
今まで、年間4kmずつ工事してきたが、今後は5kmずつやっていくそうです。
それでも、10年間で50kmしかできなかったら、32km老朽化したままじゃないか?
水道管の更新はまったなし、耐震化も必要だし、とはいっても、マンパワーが限られている以上、すぐに更新のスピードがあがるわけでもない…
今後の値上がりは、70%を占める県水の購入で、県からの購入費用が令和8年以降に上がる可能性があるので、またその時期以降に検討するとのことでした。
朝霞市の他市と比べて安い値段を考慮すると、いままで、24年間値上がりしてこなかったのが不思議ともいえます…
でも、借金が48億円もあり、年間収入が2.4億円の20倍もあるので、そこは他市に比べると多い。借金は収入の2倍程度が健全と言われているそうなので、10倍多い。
企業債に依存してきた運営だったと言えます。今後は、この企業債をどう減らしていくかも課題になりそうです。
私が懸念している、水道民営化については、
今のところ、予定はない
との答弁をいただきました。